2003 2月15日(土)
もう、春がまざってて、
ウメもさいてるし、花粉もとんでいる。きょうはなんとなくいろいろあって、
いろいろあると、元気なような、
その反動でかえってどっかんとおちこみそうな。春だしな。
春ってのはただ、楽しいだけじゃなくて、
いのちがあふれてきすぎて、息苦しいような。8日のひにはアマオケのコンサートにいった。
はじめてオペラ・シティのコンサートホールに。
娘らの先輩からタダ券をもらった・自由席で、ちょっと遅れて入ったから、
前から3番目の席にすわった。
ソリスト(バイオリン)の表情や、
指揮者の後ろ姿を間近で見られて面白かった。
前のほうも、いろんな音がリアルにきこえて、いいな。プロの演奏会だとどうしても、
指定席だということもあり、前のほうの席は高いので
お金がもったいなくて後ろの方になってしまう。きょう、「精神科看護」(雑誌)の取材で、
精神の病を持ちつつも支え合って生活している
ご夫婦にお会いした。
彼のほうは自助グループの活動を長年されてるひとで、
ピア・カウンセリングやミーティングのお話しもうかがった。
ゆっくりと話す彼の話を聞きながら、
じ〜んと感動していた。
ふだん生活していくうえで、
心にたまっていくもの、
苦しみや痛みにも向き合って、
前向きに生きていこうというチカラを感じた。
それはムリにがんばって生きていこう、といったものではなく、
とても穏やかにさえ感じられた。
暮らしのなかにまぎれてしまって、
フツー(何がふつうなんだろうね)のヒトが
おきざりにしてきてしまっていること……、
気がつかないふりをしておざなりにしてしまってることに、
しっかり向き合って生きているようにも感じた。言葉にはならないような、
つらいことや苦しいこともきっと
たくさんあるのだろう。
ピア・カウンセリングでは、
お互いに話をききあうのだという。
意見を言ったりせず、
各自対等に、持ち時間をきめて話す。
そうして、苦しみを癒していく、場。
自分自身のなかにも、
自分でさえ認めたくないような、
感情や、
もういい加減うんざりしてしまうような、
苦しみや痛みがある、と思った。
それを誰か、わたしのことなどまったく知らない人に、
ただ黙って聞いて欲しいと思った。
なにも言わずに黙って。
慰めも助言もいらない。そうすることでしか
出せない痛みが、あるのだろう。
自尊心が深く傷ついてしまっているような、感覚。
どうあがいてももう手遅れな、傷。とか、いろいろ考えてしまっているきょうだけど、
そんなときでもいっしょにいられる家族がいるのは
いいものだとおもう。
ただ他愛のない会話をして、
お笑いのテレビ番組をみてゲラゲラと
いっしょに笑ったり、ふざけあったり、
ケンカしたり、できるヒトがいるのは
あたりまえのようでいてとても
しあわせなことなのだとおもう。つい元気なフリをして、
笑っているときもある。
フリをしてるうちに、
元気になれることもあるから、
やっぱり笑っていたいのだとおもう。
できるだけ、笑っていたいのだとおもう。そして、思い切り笑うために、
時折おもいっきりたくさん
泣くのはいいことだとおもう。
たくさんたくさん泣いた後はなぜか
たくさん笑いたくなるから。そして、ああ、まだ、
笑えるから、まだ、だいじょうぶだと、
おもうのだ。