2002 9月7日(土)
雨だ。
雷なんかも時々鳴ってた。すうっと冷えて急に秋らしくなる。
季節の変わり目は、なんだか眠たい。
体が、急な変化に反応してるのかな。
せつなくなるのは、なんのためかな。
いきのびるために、せつなくなるのかな。
否応なく失ってしまうものを
なんとかして、うめようとするのかな。そういえば、いつも
秋だったな。きのう、きょうと、
「北の国から」をみた。
もえとゆうなと3人で。
21年という月日はすごい。
それだけの時間をかけて、
つくりつづけてきたことそれだけで、
ものすごいことだ。唐十郎、かっこいい〜
岸谷五朗、杉浦直樹……
いい役者がそろってて
音楽もまた、ツボにはまる選曲で。
うわあ〜パバーヌ、ここで、うわ〜チェロ……
百恵ちゃん、舟歌……
たまりません。
伝えたいことが、
ストレートに描かれていて、
これでもかってくらいで、
ギリギリすごいリアリティーがあるから
ぐっとひきつけられてしまう。地井さんのぐしゃぐしゃ泣き顔、
田中邦衛と唐十郎のからみ、
純の情けない男らしさ、
蛍の芯の強いたくましさともろさ…
笑って泣いた…ああ〜
終わっちゃったのか…とおもうとまた
感慨もひとしお。21年間、いろいろあったな。
ゆうなももえもまだ生まれてなかった。
最後のドラマを、
3人で観ることができて、
よかったな。きのうの深夜、
BSでベルリンフィルのコンサートをやってた。
指揮はクラウディオ・アッバード。
ブラームスのヴァイオリンコンチェルト、
ドヴォルザークの新世界……
に、やられた。とくに
新世界の2楽章が
ただ聞いてるだけで
泣けてきた。いままでは、ただ、
きれいな楽章だな…としかおもっていなかったのに。きれいな音。
きれいなフレーズ。
きれいなメロディ。
ふととぎれる休符の、呼吸の、沈黙の深さ。
音の流れはゆれながら生まれては消えてゆく。アッバードさんがシワシワの顔で、
にっこりと笑う。
それだけで、じ〜んとしてくる。
たくさんのヒトがホールに集まっていて、
おもいおもいの表情で、
ひとつの音楽をじっと耳をすまして
ききいっている。
秋だからかな。
こんなにもせつなさを味わえるなんて
しあわせなこと、だな。ほんとに、
しあわせだけを考えて
生きていきたいものだけど、
しあわせだけしかないとかえって、
そのしあわせには気がつかない。苦しんだり不幸や孤独を味わうと、
しあわせ、がよりいっそう深く、
わかるようになるのかもしれません。
な〜んて、ちょっと、
センチメンタルにかぶれてます。
わたしなど、まだまだ
甘いもんですな。感傷的な感情をたくさん
あじわいつくしてみたい。
泣きたいとおもったらただ
こころよく泣いてみたい。
やっとそんな秋になる、のかな。