2003 3月20日(木)

 

アメリカの攻撃がはじまった。

なんともやりきれない気持ちだ。

ニホンがアメリカを支持しているという事実が
さらにやりきれない気持ちにさせられる。
日本人である自分は
イヤでもその立場にたたされている。
アメリカ寄りに立っていないと、
この国はやっていけないらしい。

何をしてもブッシュを止められないのではないかという
無力感。
彼さえ考えを変えれば
攻撃は止まるのだろうか?

………
と、ここでわたしが
思い悩んでいたところで、
何も変わらない…
???

さて、
東京の空は晴れて
沈丁花も咲き、
大気に春の匂いが満ち、
でもまだ冷たい風が吹いている。

わたしは仕事がたまっているのに、
思うように進まず、
ここの箱のなかでうろうろしているみたい。
ここの箱のなかは、安全な場所。

ニュースをつけっぱなしにしてる。
衛星放送で、イギリスのニュースに
ニホンの映像がちらっと映った。
反戦運動をしてる世界の人々が映った。
どこだったかの国では
日本がアメリカを支援してることに反対して、
日本大使館に市民の人々が抗議して集まってるという。
そういうふうにみられているということを、
実感できないでいるわたしたち。

おっと、いかんいかん。

そこから離れよう。

ニュースの言葉が次々とテレビからこぼれてくる。
消してしまえば、何事もなかったように、
一日が過ぎていくのだろう。

おふろにゆっくりつかり、
あたたかいお茶を飲む。
夕方買い物に出たら
お弁当やさんでおはぎを売っていた。
お彼岸だからだね。

お彼岸という行事も
今のわたしの暮らしのなかには、ないものだ。
それでも、おはぎをみて、
お彼岸だな〜と思う。

暑さ寒さも彼岸まで。

暖かくなって春になる。
午後の日射しはまだ柔らかい。
ふわあっとそのひかりがまあるく輝いた気がした。
雨が降った翌日の家の屋根からは
ゆらゆらかげろうがすこしたっていた。

イラクとアメリカしか
戦っている国はないのかな?

イスラエル軍のブルドーザーに轢かれて死んだ
アメリカ人の若い女のヒトの
着ていた上着の赤い色。
新聞でみたその写真の、
赤い色を、忘れることができないでいる。
(彼女はアメリカ人だったから世界中に報道されているけど、
現地ではもっと無惨に殺されていく子どもたちがいるという。)

あ、やっぱり
そこから離れられない?

テレビを消そうか。
消しても、攻撃の事実が消えるわけじゃあ
ないんだけどね。

 

まえ  つぎ