2002 3月11日(月)

 

夜、劇をみにいく。
劇団「風」公演、ベケットの「ゴドーを待ちながら」。
名前だけは聞いていて、
いっぺん観てみたいな…と思っていた劇。
不条理で???だけど
なんだか面白い。

もえもいっしょにみにいった。
彼女は高校に入ったら
演劇部に入ろうかな〜と言っている。
「よくわかんないけど面白かった」
との感想。
体全体、言葉とりズム、で表現する世界。
なんだかそこにいることが
不思議になってくる。

笑ったり怒ったり、感じたりすることと、
それを記憶したりすることと、
他者とのかかわりと
日常生活と。

うごめいている人々と、
あつまっている人々と、
そこにいるもののなかのひとりとしての、わたし。

そういうことを考えたりするのかな?

夜の夜中、
アメリカの妹からの電話で長話。
たくさんの言葉、
感情。
でもなんだかね、
そういうことが、いとおしい…
うまくいえないのだが、
悩んだり苦しんだり笑ったり
そういうことが、
そういうことを〜〜〜
これからもたくさん、
やっていきたいなと
おもうわけです。

苦しんだこともたくさんあるし、
いまだに悪夢はみているし、
どうにもならないことは解決できないまま、
不条理な塊となって、
いつまでもわたしのなかにありつづけている。

それらはどうにもできなくて、
抱え込んだままなのだけど、
鈍感になることでやりすごしたり、
笑いとばすことで痛みを和らげたり、
ごまかしたりしながら、
毎日ともかく笑って生きていけるので、
そうしていきたいなと、思っている…
ってかんじかな。

深い絶望ってのはどこか
滑稽なものなのかもしれないと、
劇を観て思った。
もう首をくくるしかない状況って、
笑うしかない、のかもしれない。

いまのわたしは
絶望していないけれどね。
いろんな希望をたくさん
いろんないろどりのものをたくさん、
ちいさなひかりをたくさん、
もっているつもりでいたいものです。

意外と身近なところにあって、
自分とかかわっているひとたちのてのひらのなかに、
それらはあるものなのかもね〜

春は、ざわざわ。
こころもざわざわ。
ネコもうぎゃうぎゃ。
鳥もきぃきぃ鳴いてる。
カラスもかぁがぁ。

ヒトの世界もざわざわ。

いまの社会がとくにいいともわるいとも
思わない。
いつの時代もヒトの社会って、
こんなもん、だったんじゃないかと、思う。

 

まえ つぎ